第12回 日本e-Learning大賞 受賞者講演会

日本e-Learning大賞のスピンオフイベントとして企画された受賞者講演会(北里大学病院看護部は、第12回 日本e-Learning大賞において厚生労働大臣賞を受賞)にて、当院の看護部長が講演を行いました。

講演:看護部門におけるコンピテンシーベースの人材育成システムの構築

講演の様子

看護部で構築した新しい人材育成システムは、師長や主任を中心に職員全員で作り上げたものです。今回、システム構築までの経緯とその特徴について講演しました。

特徴1

個人の「弱み」ではなく、「強み」に着目しています。この強みが、それぞれが持つコンピテンシー(成果を生み出す根源的特性)に表現されると考えています。成果を出すために、各個人がどのコンピテンシーを使うかは、その人の個性によって変わるというわけです。

特徴2

各自の「強み」に着目したうまくいった事例(=「強みジャーナル」)の蓄積・共有ができるようになっています。この「強みジャーナル」に蓄積されるのは、すべてがポジティブな内容であり、基本的に看護職員全員に公開されています。この集積は、組織の実践知となっています。

特徴3

オンライン上のeポートフォリオ内で簡便にコンピテンシーのアセスメント入力・共有ができるようになっています。「強みジャーナル」の検索も可能です。

質疑応答(一部抜粋)

Q.
強みジャーナルは自主的に入力されるのでしょうか。
A.
自主的に入力しています。昨年度から運用を開始して200件以上のジャーナルが登録されています。
Q.
受賞後、なにか変化はありましたか。
A.
受賞したことで、より注目され、より信頼されるようになったと感じています。また、看護職だけではなく、他職種にも応用できる人材育成システムとして紹介できると考えています。

2016.08.18

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