2015 Mayo Clinic Nurse 北里大学病院の訪問

集合写真

国際学術交流として、米国ミネソタ州メイヨークリニック看護師4名の方をお迎えし、先進的な看護について公開講演会や当院看護師との国際的なディスカッションを行い相互に学びを深める研修会が開催されました。

北里大学病院・看護部概要説明

看護部長より、日本の医療制度、診療報酬制度、患者に対する看護師の人員配置数、北里大学病院の看護部概要や教育システムについて説明を行いました。

北里大学病院・看護部概要説明の様子

北里大学病院 施設見学

特別病棟、周産母子成育医療センター、救命救急・災害医療センター、外来エリアなどを見学しました。

施設見学の様子

公開講演会

テーマ:
The End of Life Discussion in the Hospital Setting
病院における終末期医療(救急医療含む)について
講師:
Ms. Susan Kolar(BSN. RN Emergency Department)
  • アメリカにおける患者ケアと死のトレンドについて
  • 緩和ケアと終末期ケアとの関連性
  • SPIKESのプロトコールとその使い方
  • 終末期の語りの利点について話しあう
  • 終末期の語りを妨害する壁とその壁を打ち破る壁

米国における主要死因要因、Mayoにおける緩和ケアの現状や緩和ケアチームなどについてプレゼンテーションがありました。
特に、SPIKES-A Six Step Protocol for Delivering Bad News (Baile, 2000)-悪いニュースを伝えるための6つのステップについて、ひとつひとつ丁寧な説明がありました。

参加者は約90名と盛況でした。自分の役割を想起しながら真剣に聞き入り、実践につながる質問のやりとりがなされました。多くの看護スタッフが、それぞれのフィールド(救急看護、がん看護、慢性期疾患看護、小児看護、移植医療など)における看護に刺激を受けた貴重な機会になりました。

  • 公開講演会の様子1
  • 公開講演会の様子2

2015.12.03

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