知って得するインスリン療法セミナー

患者さんに安全なインスリン療法を受けていただくために、院内看護師を対象にインスリン療法についてのセミナーを2017年度に計4回開催し90名の看護師が参加しました。 糖尿病看護認定看護師が企画・運営をおこなったセミナーの様子を報告します。

知って得するインスリン療法セミナーの様子1

研修の概要

目的

  • 看護師が正しい知識の基で安全にインスリンを使用できる。
  • 看護師が正しい知識を用いてインスリンを自己注射する患者さんに指導することができる。

プログラム―講義

I.インスリンの作用と注射の話

  • インスリンの働き、必要性
  • インスリン製剤の種類と作用・効果
  • インスリン治療の実際
  • 注射器の種類

インスリンは種類によって作用時間や効果が違うため、安全に使用するために必要な基礎知識の再確認を行い治療の実際について説明しました。

知って得するインスリン療法セミナーの様子2

II.インスリン自己注射の実際と指導の根拠

  • インスリン注射器の特徴
  • インスリン指導時の注意点、ポイント

ペン型のインスリン注射器を用いて使用前の準備、注射の方法などについての説明を行いました。自己注射を行う際の適切な注射部位については腹部モデルを用いて説明を行い、自己注射の指導経験が少ない看護師にもイメージがつくように説明を行いました。

看護師が患者さんからの様々な問い合わせに対して専門的な知識の基に対応できるよう、よくある質問や外来で患者さんに配布している資料などについて紹介しました。

参加者の感想

  • インスリンの薬効や持続時間が解かった。
  • 自己注射の導入時、指導のポイントが理解できた。
  • 具体的な事例を用いた説明を受けたことでイメージができた。

2018.07.05

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