脳波検査
Electroencephalogram

脳波検査

脳波検査では、脳波検査、VECP(視覚誘発電位)検査を行っています。

脳波検査

大脳の表層に生ずる電位の変動を頭皮上に置いた電極から記録したものです。
てんかん、脳腫瘍、頭部外傷、脳血管障害、睡眠の異常などの診断において重要な検査で、法的脳死判定基準の一つにもなっています。

検査項目

頭、額、耳朶、腕の決められた部分の皮膚をアルコール綿で拭き、クリーム状のペースト(電極糊)を付けその上に皿状の電極を貼り付けます。
検査はベッドに寝た状態で行い、電気を消した暗い部屋で目を閉じた状態で覚醒時と睡眠時の記録を行います。
記録時には、光刺激、音刺激、過呼吸(2秒に1回程度の速い呼吸で対象者のみ)を実施します。

検査方法

針状の電極を筋肉に刺して安静にしたり力を入れたりして、神経や筋肉に異常が無いかを調べます。針は採血などの針より細く、鍼灸の針ほどの太さのものを使用します。

標準検査時間

1時間程度です。

注意事項

  • 皮膚をアルコールで処理します。アルコールによるアレルギーのある方は、事前にお申し出ください。
  • 検査中はリラックスして、できるだけ眠れるようにご配慮ください。
  • 検査中はリラックスして、できるだけ眠れるようにご配慮ください。

VECP(視覚誘発電位)検査

眼から入った刺激が大脳に伝わる経路(視覚伝導路)の機能評価に有用な検査です。

検査方法

頭や耳朶に電極を装着し、画面に映し出された白黒の格子模様の動き(反転)を見ている時の脳波の変化(誘発電位)を記録します。乳幼児や、視力の低下などにより画面を一定時間見続けることが困難な場合は、白色または赤色の光を用いて検査をすることがあります。

標準検査時間

1時間から1時間半です。

注意事項

  • 皮膚をアルコールと研磨剤で処理します。アルコールによるアレルギーのある方は、事前にお申し出ください。
  • 眼鏡、コンタクト・レンズをお持ちの方はご持参ください。
  • 乳幼児など安静維持が困難な場合は、睡眠導入剤を使用し、眠った状態で検査をします。検査当日のお昼寝を避け、予約時間の30分前にお越しください。

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