循環機能検査
Electrocardiogram

心電図検査

「心電図って何の検査ですか?」こういった質問を患者様から受けることがよくあります。『心電図検査』には色々な種類があるのですが、皆さんが学校検診、健康診断、人間ドックなどで受ける機会が多いのは『安静時標準12誘導心電図』という検査で、レントゲン検査と併せて行われることが多い基本の検査です。

『心電図検査』は電極を付けて仰臥位で安静にするだけの簡単な検査ですが、心拍数、不整脈や虚血性心疾患の有無などの心機能評価の他に、肺疾患や電解質異常など他の臓器の診断にも役立つ多彩な検査です。なので…、検査にいらっしゃる患者様の受診科は、循環器専門の科以外にも眼科や整形外科の術前検査など全科に及び、年齢層も生後間もない赤ちゃんから最近は90才を超えた患者様が徒歩でお見えになることも多くなりました。

当検査のスタッフは、呼吸機能検査と兼務で総勢10名です。1日に200名近くの患者様が見え、検査の種類も上記の『心電図検査』以外にも多数あるので、あちらこちら1日中バタバタと走り回っています。そして検査は患者様にリラックスして頂くことが1番大切なので、スタッフも笑顔を忘れず、安心して検査を受けていただけるように心がけています。

ホルター心電図検査

24時間連続で心電図を記録することにより、不整脈の定性・定量的な診断、虚血性心疾患の診断、薬効評価、症状や病態が心電図変化によるものかなどの評価に役立ちます。胸にシール状の電極を貼り、小型の記録器を首から下げて日常生活を送って頂き1日心電図を記録します。

トレッドミル検査

心電図と血圧を記録しながらトレッドミルというベルトの上で運動して頂きます。主に狭心症の有無などの評価に用いられ、小走り位までは運動して頂きますのでちょっと汗をかく検査です。

ABPI/PWV検査

両手足の血圧を同時に測定します。其々の動脈に狭窄や閉塞がないかの評価と血管の硬さの評価をします。足の血圧は普段測る機会がないのでビックリされる方が多いようです。

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